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天使と死神二人旅・二十七日目(ゲームオーバー)
~館の天使と死神:【戦闘】館の窓を突き破り、ゾンビ化した巨体の犬が猛襲! しかもその頭は魔獣じみて3つある! 13(フォロワーの助けを受けられれば9)のダメージ! 食糧:-2
~二十七日目 HP・0 食糧・59 探索度・2 同行者・すばしっこい少年
・ゲームオーバー
~二十七日目 HP・0 食糧・59 探索度・2 同行者・すばしっこい少年
・ゲームオーバー
脅威は、前触れもなく現れた。
窓を、壁を突き破り現れた三つ首の異形は、こちらが身構えるよりも早くその身を勢いのままにぶつけてきた。
体中に走った衝撃に息を止め、ウイングはなすすべもなく壁に激突した。
立て続けに襲ってきたダメージに、一瞬、意識を手放しかける。だが、それだけはまずいと、朦朧とした頭の中に警報が響き渡った。かろうじて動いた腕で軽く頭を押さえ、左右に振る。たったそれだけの行為でも、薄れる視界を見れたものにする効果くらいはあった。
そうして目に映ったのは。
三つ首の巨大な犬と。
その犬からブイをかばうように立っているデスサイズの姿だった。
「……っ、ブイ!お前は逃げろ!」
「いやだ!だって、そんなの……だって!」
「良いから速く!逃げて誰か助け呼んできてくれ!」
必死な二人の声を耳にして、あぁ、あちらに行かなければと思う。
だが、妙なことに足が動かない。それどころか、指先さえぴくりともしないという状況だ。……しかも、少しは回復したはずの視界までぼやけ始めている。どうやら、回復は一時的なものでしかなかったらしい。
「……くそっ」
思わずそう呟いたころには、世界は再び闇に落ちていた。
・二十七日目でゲームオーバーです。お疲れ様でしたよ三人とも。
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