日記連載ようやくスタート…遅

てなわけで連載ようやくスタート。

あ、今日のリボーンのアニメの感想は下の記事です。

「え？次ってそんな遠いところなワケ？」

　困ったとは思わなかったが、面倒だとは思った。

　次に仕事に向かう場所は、自分が属している場所とは何もかもが違う場所らしいのだ。存在する物も何もかもが違うのだ、戸惑うに違いない。
　しかし、行かなければならない…大切な仕事だから。

　ちなみにその区域を担当している人はと言うと、ぎっくり腰のせいで動けないらしい。
　もう一人、担当している人は、産休だとか何とか。
　…というわけで、人が足りないらしい。

　正直自分たちの職種でぎっくり腰はともかく産休って何だろうと思わなくはないが、そこはめでたい所だから突っ込んだりしない方が良い…と思う。むしろ心から祝いたい。ぎっくり腰の方はお大事に、だ。

　色々あるんだと何とか自分を納得させながら、今回の自分のターゲットを確認して、眉をひそめる。

「…殺される、か」

　何となくそういうのは嫌だと思った。その人は、どうやら裏切りとか情報流出とか酷いことを続けていたらしいから同情の余地は無いのだろう。だが、自分としては出来れば寿命までしっかりと生きて欲しいと思う。

　だが、思ったところで何が変わるわけでもない。
　予定は変わらないのだ。

　首を振って気持ちを切り替えて、脇に置いていた大鎌を持ち上げる。

「さて、と。行きますか」

　向かうは、イタリアとか言うところの薄暗い路地裏。

―死に運ぶ者、死を運ぶ者　　序―