机の上

ワタリの机の上、見られたもんじゃ無いですよ……。
いや、あれはマズイ。何であんなに積み上げてるのかなぁ……勉強する気無いだろ、絶対。
本棚あるんだから、そっちに整頓して片付けてけばいいのに。
こういうとき、しっかり者の兄姉がいるといいんだろうなぁ、とか。
でも生憎、ワタリは一番上の姉。ちなみに弟一人の二人兄弟。
そういうわけで、兄姉はいないのですよ。
まぁ、マンションの一室に住んでるだけの超一般市民だから、五人家族になんてなったら、部屋とか部屋とか部屋とかが大変なことになりそうな……嫌だ…。
やっぱり、四人が今のところ一番良いバランスな様ですね。

そういえば、明日テストです。
でも勉強してません。
………………………………笑って誤魔化すってのは…無理？
えぇ、分かっています。言っている本人が一番分かっておりますとも。それが不可能だということくらい…。
あぁ……できれば可能になって欲しいというか…。

【ＲＰＧ編・一応最終回】

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Ａ「え、最終回？ラスボスとのバトルの描写はいらないの？」

Ｈ「んなこと言ってやるなよ。てーか、もしやったら、ラスボスのくせに超弱ぇヤツが憐れだろ？」

Ｔ「だな。まさか、ラスボスが刹那・Ｆ・セイエイの攻撃を一回くらっただけで倒れるとは」

Ｓ「ラスボス失格だ」

皇「そうね。ラスボスとしてではなくて、人として失格な気もするけれど」

炭「……（泣）」

Ｌ「おーい。お前らー、ラスボスが泣いてるぞー」

炭「ってか…ラスボスラスボス連呼すんな！ラスボスなのにいろいろできなかったって、何か虚しくなるだろうがっ！」

Ｔ「知らないな、一撃で倒れた弱者のことなど。こんな序盤の勇者パーティに負けて、RPGのラスボスとして恥ずかしくないのか？」

Ｌ「いや……初っ端から最強の装備を持ってる俺らが言っていいセリフじゃないんじゃ…」

Ａ「僕ら、一応外道な方向で冒険してましたからね…」

Ｈ「あー、それ思ったら同情できるな」

皇「何でも良いわ。とにかくラスボスは倒れた。ということは、冒険も終わりよ」

Ｓ「敵の本拠地にさえ行っていないがな…」








～ＥＮＤ（仮）～



























Ａ「あ」

Ｈ「ん？どうしたんだよ、アレルヤ」

Ａ「アレハンドロさんは…？あの人は、本当に誘拐されてるんじゃ…」

Ｈ「別によくね？放ってても。誰も何も言わねぇよ」

Ａ「……なのかなぁ…」