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今日から僕は
あぁ……なんてーか。
今日からちゃんとした生活にしよう!とか思ってたのにさ。
初日から挫折してる感が否めない……。
さすがワタリだねッ!とか開き直るのも無理っぽ……。
いやさ、宿題とかは大体おおよそ多分間違いなく忘れてさえ居なければ終わっているはず。
だけど……夜が…夜が近付く度に、パソコンに触りたいという欲求が強く、強ーくなっていくのですよ。やっぱりワタリはパソ中でした。アル中じゃないだけ良いのでしょうか?
……この年でアル中だったら、法律的にも問題ですが。

とりあえず言えることはただ一つ。
思った通りに人生っていきませんね。

……こんなどうしようもないことで悟るな、という人々の声が聞こえてくるようです。



【RPG編・第十二話】


S「状況を整理する」

A「えっと……どういうことですか?」

皇「イオリア御爺様を呼びにいったら、御爺様の部屋には誰もいなくてこんなものが……」

L「何々?『賢者の身柄はこちらで確保した』!?何だこの誘拐しましたみたいな文章!」

T「本当に誘拐されたんでしょう」

L「いや、だからってこんなに親切な紙切れおいていくとか…律儀だな、オイ」

H「いいから、続きをとっとと読め」

L「はいはい。『帰す気はないが、こちらにいる限り身の安全は保証しよう。by炭酸王国』だとよ」

R「炭酸王国?何です、その頭の悪そうな国名は」

S「俺たちが駆逐しに行く自称魔王がいる場所だな」

T「なるほど……やはりパワーアップは物語クライマックスで、か…それでこそRPGだな。セオリー通りだ」

A「そういうこと、言ったら終わりだよ…?」

L「あ、追伸があるぜ」

S「読め」

L「お前ら、自分で読もうとか…いや、いい。えと…『追伸、この家の長男もこちらで預かっている。彼を帰して欲しければ、明日の日の出前に指定の場所へ来い』…だと。どうする?」

R「どうでも良いので放っておきましょう」

皇「そうね。御爺様の方が優先順位は上だわ」

A「え!?」

H「アレルヤ、こういうのにはツッコミを入れるな。危ねぇから」

A「う…うん……」

T「では、俺たちに任せてくれたら、パワーアップついでに助けだそう」

皇「私も付いていくわ」

S&A「「え」」

皇「こう見えて私、結構凄い召喚術師なのよ?」

R「僕はもしもの時のため、留守番をさせていただきます」

L「…何だコレ。アンタが仲間入りってのは、決定事項なのか?」

皇「当然でしょう?」

L「……そうか…」
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